工場内撮影を行いました ~煌めく職人に魅せられて~

先日に続き、HP公開にむけた写真撮影 その二。
今回は工場内の撮影でした。撮影のポイントは人。
絹織物自体や製造工程よりも、やはり職人さんのカッコ良い姿を伝えたい!
正直なところ、高齢化は否定できません。
ただ、何もしなければ継承する人がどんどん減り
伝統産業としてはやがて消滅せざるをえません。
今、皆の体がバリバリ動くうちに見てもらい、憧れてもらい、目指したい、
という人が一人でも増えてもらえたらうれしいです。(知ってもらうだけでもいい)

でも、手に職を持つってことは素敵なことだと改めて感じました。
60過ぎても、70過ぎても、現役で続けられるということ。中々ありません。
私が務めていたIT業界では、30歳定年説なんてありましたし、
技術は目まぐるしく移り変わるので、技術で食べていけるのはホンの一握り。
では何で勝負するか?自分の武器は何か?40代、50代、60代の
自分の仕事像と人格を常に考えつつ、精進?する日々でした。
それは、それで良いですが、今の道(モデル)が明確にある中で、
匠を目指し、長期に渡り一歩一歩みらいへ邁進するのも楽しいです。

高齢化なんて言いましたが、良いように考えれば今の社会に適応した
企業モデルなのではないかとも思います。
そして転換期を迎えているだけと。

トップの写真は生機の検反をする機場責任者を撮影するファジカのカメラマン小林さん。
検反は南側に配置した窓から、自然光で反物をチェックします。
創業時からの教えで自然光で確認するのが一番よいとのこと。

下は、整経(経糸を作る工程)をする工場長。
見えませんが、糸のテンションを手のひらで感じつつ、均一にドラムに巻きつけていきます。
何度も何度も巻きつけるので軽やかな手さばきが要求されます。
そして、糸は天然素材、何が起きるか分かりません。
問題発生時の迅速な対処が一番の腕の見せどころ。
経糸がおかしいと生地全体に難がでて影響が大きいので。

 

ABOUTこの記事をかいた人

横野弘征

㈱横正機業場(YOKOSHO)専務取締役。新潟県五泉市で絹織物白生地製造を行っています。2013年に36歳でシステムエンジニアから兄と共に家業を継承するため転職。『伝統継承と革新への挑戦』がテーマ。製品(素材)の素晴らしさはもちろん、「100年企業」として培ってきた歴史を支えた職人さんこそが最大の商品として魅力を発信していきます。経済産業省認定 ITストラテジスト取得。