モノづくりを愛する方へ Shall we senka? という名のパートナー事業をはじめました。

新しい年になって1回目の投稿になります。
ブログを見てくださっている皆様、遅くなりご心配おかけしました。
最近ブログ書いていないね・・なんて声を頂いて。。
今年も元気に楽しくやってまいりますので何卒宜しくお願いします。

さて、遅くなってしまったのは、新年一発目の投稿は勢いがつくものしたい!
と思っていたら準備に少し時間がかかってしまいました。汗
ようやく公開できたので、ブログ更新へ!という運びです。
そして、ブログもちょっと勢いだけの、 く・ど・い 内容になってしまいました。
読まれる方はその辺ご理解ください。

・・・・さて、それは何か?

それは、モノづくりを愛するクリエイターや職人の方々と、コラボレーションの広がりを夢見たプロジェクト。
その名もShall we senka? の発表です。しゃ~る うぃ~ せんか? です。
Shall we dance? なノリで言って頂けると良いかと思います。
senka ってなんだって思うかもしれません。
詳しくはこちらをご覧ください。
>> Shall we senka? とは

分かりやすくいうと、
横正の絹の白い生地をつうじて、お付き合いする パートナーの方との物語です。

まず、昨年を顧みると、新しい「種」をつくった一年でした。
伝統の和装分野の白生地の花(泉華-senka-)と、相性のよい種を3つ。
今年は、その種を蒔くところを「耕す」年になります。

まだまだ種をまくにははやい。
まずは土壌をつくらなければならない。
水をやって我が子のように育て、
芽がでて、花がさき、実がなり、種ができる。
その近いようで遠い未来をもとめています。

その為には、一緒に耕してくれる方が必要。自分たちだけでは何もできない。
それなら、想いを共有できる、協調出来る方と一緒にしたい。
つまり、横正の理念である 泉華 -senka- に共感してくださる方を大切にしたい、と思っています。

今までは問屋さん経由で、注文のはいったものだけを作っていました。
でもそこには職人さんの努力により、品質にこだわり、商品の優位性をたかめ、差別化をはかり、
衰退していく産業のなかでも何とか生き残ってきました。
ただ、お客様の顔は見えていません。
しかし、もう同じままでは続かない頃にさしかかりました。
自社が続かないというより、産地として続かない、と思っています。

そこで、社長である兄と共に、伝統の和装 +αを求め、
新しい事へのチャレンジをしています。
伝統継承と革新への挑戦です。

モノづくりを愛するクリエイターや職人の方々と定めたのは
もう大量生産の時代ではないと考えているからです。
小量(中量)であり、個性の時代です。
正直、白い生地から完成品にする個性は私たちにはありません。笑
でも、モノづくりを愛する方に対して、私たちなりの個性は発揮できます。

具体的には・・・

・パートナーの方々のお客様の感動を多く生む為に知恵をだし、
色々とこちらから提案をしていきたいと思います。
価格競争には巻き込まれたくありません。
五泉産地は駒絽でひどいめにあっています。
価格以外の私たちの価値はなに?それに日々取り組んでいます。

それはこちらをご覧ください。 >>パートナーご紹介

・そして、パートナー価格を用意します。
ちょっと優遇です。ちょっとです。そこがメインではありません。
価格を求めるなら、ごめんなさい、他をあたって頂ければと思います。

・パートナーの方にしか販売しない生地も用意します。

・お願いとしては、五泉や横正の事を紹介してほしい、それだけです。
当社に限らず、五泉の品物はとにかく素晴らしい のです。
和装で培ってきた技術。この気品あふれ艶のある白の輝き、
他には真似できない五泉の技術です。
でも、知られていない。
そして、知ってもらおうと努力していない。なぜなら、白だから。

私たちは、白だから、より多くの人に使って頂けるチャンスだと思っています。
きっと、使いたい人がいるはず。そう思って、五泉産地を紹介して頂くことを
パートナーの方にお願いしています。
いい素材はライバルに明かしたくない、という方もいるでしょう。
そのような方は、今までの「物を売る」だけにさせて頂きます。

まぁ色々と相思相愛になれるようパートナーの方々と共に歩んでいきたい、
そして明るいみらいを作っていきたい、というのが結論で、
そこに向かって努力していきます、という所信表明みたいなものです。

最後に、勘違いしてほしくないのは、
当社のコアは、あくまで和装分野でこれを変える予定はございません。
これが今までの歴史であり、技術、品質の根源です。
間違いなく、これがコアなのです。
つまり「伝統」です。

そこに、新しい取組を加えます。
和装でつかってきた経験・技術・生地を活かし、新しいものを生み出していく。
新しいパートナーとその物語を紡いでいくのです。
つまり、「伝統」の白生地の上に、「革新への挑戦」というみらいをのせていきます。

この二つが絡み合み、和装分野での成長も目指し、産地に還元するのです。
これが衰退産業の中での真の挑戦かもしれません。
それゆえ、白生地に、みらいをのせて。 なのです。

長く、くどくなりましたが、今年も宜しくお願い致します。

オリジナルブランド

ひかりのつばさ、ひとひら、まとふ。
シルクストール「絽紗」

rosha

驚くほどやさしいシルクのベビーウェア
しろ「しろずきんちゃん」

silozukinchan

ABOUTこの記事をかいた人

横野弘征

㈱横正機業場(YOKOSHO)専務取締役。新潟県五泉市で絹織物白生地製造を行っています。2013年に36歳でシステムエンジニアから兄と共に家業を継承するため転職。『伝統継承と革新への挑戦』がテーマ。製品(素材)の素晴らしさはもちろん、「100年企業」として培ってきた歴史を支えた職人さんこそが最大の商品として魅力を発信していきます。経済産業省認定 ITストラテジスト取得。