昨日、羽二重の納品がありました。
桐箱かつ特別な印鑑(通常は当社ブランドの「泉華」ですが、特別品の為違う捺印)を心をこめて押させていただき出荷いたしました。
ここで羽二重のことでも。
羽二重は、『絹のよさは羽二重に始まり羽二重に終わる』と言われるほど、技術力が要求される織物です。鳥の羽根のようなふわっとした風合いであること。また、たて糸を2本引き揃えて製織することから“二重”という意味にとり「羽二重」という名が生まれたとも言われています。羽二重独特の光沢と柔軟な風合いを出すには、経糸を密にして強く張り、緯糸を湿気を与えて生糸を柔らかくして強く打ち込むことが必要なのです。五泉産地は伝統技法である「濡れ緯」を自在に操り、高級生地の代表格である重目の羽二重の主たる産地となっています。
堂々とした風格には気が引き締まる思いです。